●腱板断裂

4つの筋から構成される腱板が断裂することにより、痛みに加えて、断裂した筋の筋力低下を生じます。
腱板断裂は中高年以降に多く、加齢にともなって発症するほか、スポーツなどの様々な要因によって発症します。

この症状は限定的な箇所の痛みがでることや、夜間痛などの症状があります。

●肩関節周囲炎

50～60歳代によくみられ、「四十肩・五十肩」のことですが、別名「凍結肩」、あるいは「癒着性関節包炎（ゆちゃくせいかんせつほうえん）」とも呼ばれます。
肩関節周囲炎は、特に原因がなく肩の痛みが現れ、腕が上げられないなどの症状をともないます。

特に事務仕事や同じ姿勢での反復作業が多い方などは発症しやすい傾向にあります。

同時に猫背の方もなりやすいので普段の姿勢にも注意が必要です。

●肩蜂下インピンジメント症候群

肩甲骨の先端部にある肩峰と腱板の間には、クッションの役割を果たす肩峰下滑液包があります。しかし、繰り返し動作で腱板や肩峰下滑液包が炎症を起こすことなどにより、肩の痛みを生じます。